どんな会社が利用できるの?

中途採用者の雇用管理制度を整備した上で中途採用の拡大を図った事業主に対して助成するものであり、中途採用の拡大を通じた生産性の向上に取り組む事業主への支援を目的としています。

 

どんな内容の助成金?

中途採用等支援助成金(中途採用拡大コース)は、支給内容によって以下のように区分されます。

A.中途採用拡大助成

中途採用者の雇用管理制度を整備し、中途採用の拡大(中途採用率の拡大または45歳以上の初採用)を図る事業主に対する助成

■主な支給要件

受給するためには、対象となる労働者を雇い入れるとともに、下記1、2の全ての措置をとることが必要です。

1.次の(1) 、(2)にかかる中途採用計画を作成し、管轄の労働局に届け出ること
 (1)中途採用者の雇用管理制度(募集・採用を除く、労働時間・休日、雇用契約期間、評価・処遇制度、福利厚生など)の整備
 (2)中途採用の拡大に取り組む期間(中途採用計画期間)(※)内の中途採用の拡大
   (※)中途採用率の拡大を図る場合は1年間、45歳以上の方の初採用に取り組む場合は1年以下で申請事業主が定める期間

2.中途採用計画期間に、次の(1)又は(2)の中途採用の拡大を図ること
 (1)中途採用計画期間より前の中途採用率が 50 %未満の事業所が、中途採用計画期間内に対象労働者を2人以上雇い入れ、中途採用率を中途採用計画期間前と比較して 20 ポイント以上向上させること。
 (2)中途採用計画期間より前に45歳以上の方を中途採用したことがない事業所が、中途採用計画期間内に45歳以上の方を初めて中途採用したこと。

■支給額

・中途採用率の拡大 50万円
・45歳以上の方の初採用 60万円または70万円(※)

(※)支給申請日において継続して雇用されている支給対象者の中に、雇入れ時の年齢が60歳以上であって、かつ雇入れ日から6か月以上経過している方がいる場合に、70万円を支給します。

 

B.生産性向上助成

中途採用拡大助成の支給を受けた事業主のうち、一定期間経過後に生産性が向上した事業主に対する助成

■主な支給要件

中途採用拡大助成の支給を受けた事業主が以下の要件を満たした場合に受給することができます。

・生産性を向上させること
 「中途採用拡大助成」 2 で作成した中途採用計画の計画期間初日が属する会計年度の前年度とその3年度後の生産性を比較し、3年度後の生産性が6%以上向上していること。

■支給額

・中途採用率の拡大 25万円
・45歳以上の方の初採用 30万円